日本原燃
【C情報】(2010年7月22日掲載、2010年9月21日原因及び再発防止対策掲載)

高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターにおける検査室系換気設備の停止について

 7月21日(水)高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターにおいて、工程制御盤のソフト変更作業を実施していたところ、11時18分ごろ、検査室系換気設備(管理区域内)が停止しました。
 その後、当該換気設備を再起動し、同日12時27分ごろ、復旧しました。
 原因については、現在調査中です。
 管理区域における負圧は維持されており、本事象に伴う周辺環境への影響はありません。

※工程制御盤 高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターの運転を制御するための装置
   
  図
   
  (平成22年9月21日掲載)
その後の調査の結果、原因及び再発防止対策は以下の通りです。
原因
   検査室系換気設備は、ソフト変更のため工程制御盤を停止させた時に排風機の運転状態を記録する回路がないため、今回、ソフト変更後の工程制御盤立ち上げ時に実際に排風機が運転状態であるにもかかわらず、排風機停止と認識し、制御回路が機器異常と判定し、送・排風機が停止したものです。なお、他の換気設備に関しては、送・排風機の運転状態を記録する回路があるため停止しませんでした。
 本事象が発生した原因は、工程制御盤のソフト変更作業の準備作業段階において、検査室系換気設備も他の換気設備同様運転状態を記録する回路があると思い込み、準備作業が不十分であったため、発生したものです。
   
再発防止対策
   準備作業段階における手順書の中に、設備運転状態で工程制御盤のソフト変更や盤点検を実施する際の重点チェック項目を追加します。また、準備作業段階における手順書に追加する重点チェック項目について教育を実施します。

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