日本原燃
【B情報】(2007年1月22日掲載、1月26日再発防止対策掲載)

低レベル廃棄物処理建屋


低レベル廃棄物処理建屋における洗浄水の漏えいについて

 1月21日22時25分頃、低レベル廃棄物処理建屋において廃棄物充てん用のドラム缶の重量高警報が発報し、協力会社社員が現場を確認したところ、ドラム缶付近にごく微量の放射性物質※1を含む洗浄水(約20リットルと推定)が漏えいしているのを発見しました。
 原因は、設備点検後の調整運転を実施中、圧縮成型装置内※2に圧縮成型体による詰まりが発生したため、洗浄運転※3を実施後、弁を切り替え、動作確認したところ結果として詰まりが除去され、洗浄水が下流に流れ出し、充てん装置とドラム缶との接続部から漏えいしたものと推定されます。漏えい液は回収して適切に処理します。
 なお、本事象による人体への汚染、外部への放射線の影響はありませんでした。

※1放射性物質: 全ガンマ:約1 ベクレル/ミリリットル
      (ウラン及びプルトニウムは分析下限値未満)
※2圧縮成型装置: 低レベル濃縮廃液を乾燥装置で乾燥処理した粉体を試薬と混合した後、圧縮成型し、ペレット状の廃棄物とする装置。
※3洗浄運転: 圧縮成型装置に洗浄水(温水)を供給し、装置内に残留した粉体等を除去する運転。

概要図参照(PDF)

○再発防止対策
 圧縮成型装置の洗浄運転中は、洗浄水と洗浄廃液受槽の液位の監視強化を行うとともに、弁が常に洗浄廃液受槽側となるよう手順を見直しました。

図


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