日本原燃
2006年7月12日
「再処理施設アクティブ試験(使用済燃料による総合試験)
中間報告書(その1)」(7月7日お知らせ)の補正について

[補正内容]

1.「再処理事業所における作業員の内部被ばくに係る調査結果の一部補正」を踏まえた修正及び記載の適正化

(1) 6.1アクティブ試験の過程で発生した不適合等の「分析建屋における作業員の内部被ばく(分析建屋)」の記載を以下の下線部のとおり修正及び適正化する。

 本不適合に対して、(1)分析建屋における分析室を建屋階及び作業種別に区分し、区分ごとに新たに作業管理者を置き、担当する区分の分析作業の進捗管理・前処理作業の確認及び分析作業が手順書どおり実施されていることの確認等を行い、分析作業の管理を強化する、(2)前処理作業での誤りを防止するため、新たにチェックシートを作成し、必要な前処理を実施したことを前処理作業の分析作業員が自らチェックする、(3)フードから試料皿を持ち出す前に放射能量が正しく測定できるよう検出器の測定範囲を広げるとともに警報機能を付加するよう改良する、(4)放射性物質がはく離しても分析作業員に移行しないように分析装置をフード内に設置する、及び(5)α核種を含む試料皿に関する測定及び粉体に関する分析作業については半面マスクの常時装着を義務付ける、並びに(6)汚染トラブルに関する教育や分析手順と汚染リスクについての教育等を実施する、さらに技術・技能認定制度に基づき資格を与えた要員を適正に配置するとともに定期的な資格の更新を行うこととした。

2.記載の適正化

(1) 6.1アクティブ試験の過程で発生した不適合等の記載を以下の下線部のとおり適正化する。

 下記に「その他の安全性に関係する機能に係る不適合等」の3件及び処置中である「安全性に関係する機能に係らない不適合等」の1件(「再処理工場分析建屋における微量な放射性物質の体内への取り込み(すなわち、分析建屋におけるフード作業での汚染拡大防止措置の不備)」)の是正措置状況を示す。

(2) 表-20 アクティブ試験に関係しない不適合事項(安全性に関係する機能に係らない不適合事項)のNo.4「硝酸ウラニル貯蔵工程 飛散防止カバー内における空気作動弁フランジ部からの微量なウラン析出物の確認」の処置内容の記載を以下の下線部のとおり適正化する。

 硝酸ウラニル貯蔵工程の空気作動弁の飛散防止カバー交換作業において、弁蓋フランジ部にウラン析出物を確認した。
 原因は、弁蓋ボルトの締め付け力低下によるものと推定した。

以上
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