日本原燃
【B情報】

分離建屋


分離建屋におけるウラン逆抽出液(薄い硝酸)の漏えいについて

 1月14日(土)17時29分頃、分離建屋1階の管理区域内において、ウラン逆抽出器*1にウラン逆抽出液*2を供給する系統から、液体が漏えいしているのを当社社員が発見しました。
 現場において、漏えい箇所が当該系統に設置しているpH計*3のねじ込み部であることを確認したため、漏えい箇所の前後の弁を閉止して漏えいを停止させ、漏えいした液体を床面から回収しました。
 その量は約1.3リットルであり、この液体を分析した結果、放射能濃度は検出限界値未満でした。
 原因は、pH計の取り付けが不十分な状態でウラン逆抽出液を流したことによるものでした。
 なお、当該設備は、改善工事終了後の機能確認のための運転を行った後、停止していました。
 本事象による作業員の汚染、外部への放射線の影響はありませんでした。

*1 ウラン逆抽出器: 有機溶媒に含まれるウランを、硝酸溶液に移行させる機器
*2 ウラン逆抽出液: 有機溶媒に含まれるウランを、硝酸溶液に移行させるために用いる濃度の薄い硝酸
*3 pH計: 溶液中の酸濃度が適切であることを計測する計器

概要図参照(PDF)

図


index もどる