日本原燃
低レベル廃棄物処理建屋における洗浄水の漏えいに関する
原因と再発防止対策について

○原因

 洗浄作業の手順書が一部不明確であったことから、弁の開閉操作が適切に行われず、本来開いているべき弁が閉じたままの状態で洗浄水を流した結果、洗浄廃液受槽に流すべき洗浄水が粉体排出機に溜まってしまい、粉体排出機点検口から洗浄水が漏えいしました。また、閉じた弁を開いたため、洗浄水が混合機に流れ込み、混合機上部軸封部から洗浄水が漏えいしました。

○再発防止対策

1.手順書の見直し
 弁の開閉操作を適切に行うため、弁の開閉操作ごとに確認するよう、当該洗浄作業の手順書に記載しました。さらに、洗浄運転終了後に、洗浄水の使用量と洗浄廃液受槽の受入量との確認を行うことをあわせて手順書に追記しました。

2.類似箇所の点検
 粉体排出機点検口は、通常、複数のボルトで蓋をしていますが、ボルトが片締め状態(※)になっていたことから、他建屋も含めて、これまでに点検等でボルト操作にて開放した箇所を点検し、必要に応じて増し締め等を実施します。

(※)片締め状態 :複数のボルト等により当該箇所を均一に締め付けられていない状態

 


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