日本原燃
以下は、ABC情報に該当しない軽微な機器故障等であり、また、工場外への放射性物質による影響はありません。

精製建屋


グローブボックス・セル排風機の速度切替器コイルの損傷について

 9月19日(月)15時38分頃、精製建屋内において、点検の終了した建屋換気設備を通常運転状態に戻そうとしたところ、建屋内の圧力が低くなりすぎたため、建屋換気設備が閉じ込め運転*1状態に移行しました。
 このため、点検した設備の状態を再確認後、22時30分頃、通常運転状態への復旧操作を行ったところ、再度、建屋換気設備が閉じ込め運転状態に移行するとともに、グローブボックス・セル排風機の警報が発生しました。
 現場確認の結果、2台あるグローブボックス・セル排風機のうち1台の速度切替器*2のコイルに損傷を発見しました。また、建屋内の圧力が低くなりすぎた原因を調査していたところ、ヒューズ切れにより給気側ダンパのひとつが閉止していることを発見しました。
 このことから、当該コイル及びヒューズの交換を実施し、通常運転状態に復旧しました。

*1 閉じ込め運転 :建屋内の圧力の乱れが大きくなった場合でも、適切な負圧に維持するための運転状態。
*2 速度切替器 :排風機のファンの回転速度を高速又は低速に切替る機器。

概要図参照(PDF)

図


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